(アイキャッチ画像は「https://dailynewsagency.com/2014/04/22/space-colony-artwork-1970s-lb9/」より転載)
皆さん、こんばんは。
GW終盤、皆さんはどうお過ごしでしょうか?
僕は仕事半分(いや、8割)、家事半分(いや2割?)のGW生活を送っております。先日ブログアップした事務所移転の引っ越し片付けもGW前半にようやく終わり、今はGW明けにとあるメーカーさんの試作を完成させるべく、貧乏暇なし状態でワークに励むGWでしたね。まぁ、ブレーンさんも同じような状態ですね。プロの研究・開発エンジニア、デザイナーはそんなもんなのかもしれませんね。大変な人生かけた仕事を選択したもんだ。。ww
さて、表題に掲載させていただいた写真はSF好き、惑星好き、宇宙戦艦ヤマト好き(w)であれば見たことのある写真かもしれません。「スペースコロニー」ですね。1970年代にNASAが構想していたものの一部ですが、この構想から50数年たった今、これを月面で実現させようという動きが国や民間企業でさかんに行われております。相当な投資も生まれているようです。月面で人が生活できるようになるにはロケット開発だけではだめですよね。大気環境や微生物環境、重力が地球とはと違う中で、衣食住に関わる全ての道具や構造物などを研究・開発しなければなりません。
2023年1月18日の放映されたNHKクローズアップ現代では、「アルテミス計画」に関わる国、民間企業のロケット開発だけではなく、探査機、植物工場、運送ロケットシステム、エネルギー、建築などさまざまなスペースコロニーに関する研究開発が紹介されておりました。実際にNASAの人工衛星打ち上げの中に搭載され実証試験を行っているプロジェクトもありました。この「アルテミス計画」とは、宇宙飛行士や研究者が月面に長期滞在し、さまざまな研究を行うというプロジェクトです。23か国が合意、調印している地球規模の計画です。そこで表題のテーマに絡んでいきますが、実はこの番組の中で紹介されたプロジェクトに月面の水を探査するなどさまざまな調査に使う探査機「YAOKI」という小さな探査機があります。某自動車メーカーに20年以上開発の分野で活躍された方が率いるベンチャー企業(株式会社ダイモン)ですが、実はこのプロジェクトにインダストリアルデザイナーが参加しております。韓国籍で日本の有名芸術大学を卒業し、いろいろなメーカーのプロジェクトに参加している彼ですが、知り合ったのはベビーカーのデザイン開発現場でした。素敵なデザイナーです。そのころ彼から「宇宙探査にデザイナーが絡むというのは無謀かな?」など不安を話してくれた時、僕は彼に「できればSF漫画や映画に絡みたいと、俺も思ってるのよ。。w」と言い合いながら笑っておりました。彼は自分自身でインダストリアルデザイナーの活動範囲を宇宙にまで広げたのです。近年デザインのイミ、イギが急速に問われるようになり、我々インダストリアルデザイナー(よく言うデザインエンジニアというのは役割名であり、総名はインダストリアルデザイナーだと思います)の社会的な役割も大きく変わってきております。僕が所属する日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)の太刀川英輔理事長(Nosigner代表)も協会のHPで「インダストリアルデザインは、長きにわたって産業のためのデザインを指しました。しかし肝心の産業が劇的に変化している不安定な現代です。これからのインダストリアルデザインは、惑星や生態系の限界、デジタル化の劇的な変化を乗り越えて、産業をデザインし直すことを孕むでしょう。そして既に始まっている大転換の中核には、領域を超えた共有の哲学としてのデザインが宿っています。」とメッセージしております。このメッセージに秘めた想いは「インダストリアルデザイナーこそ未来の創造と構築を!」ということなのだと自分自身解釈しています。いい年こいて「宇宙戦艦ヤマト」シリーズを今も見続けているのは、そこに未来創造のヒントを探しているのかもしれません。
2023年、僕は自分自身少しでも「未来創造」のお役に立ちたいと思い、動き出そうとしております。宇宙までとはいかない(できれば今すぐにでも関わりたい!!w)ですが、社会で今後変わっていくであろう需要と供給のあり方を創造し実現していければ!と思っております。実際に2件ほど大きな「供給」における未来創造に関係するイノベーション案件の相談を受けておりますが、すぐにこちらの方向に舵を切ると会社がつぶれてしまいます。よって、現状の請負依頼案件と未来創造プロジェクトを会社として役割を分けることにしました。それが、前回のブログで書かせていただいた「もう1社」の正体です。(教えないと言いながら結局しゃべる僕。。汗)今まで10数年デザイン会社として、事業をさせていただいた信用から請負仕事はお陰様で切れることがありません。その仕事を優秀なスタッフに会社ごと任せる計画です。「もう1社」はそのスタッフを社長として、ブレーンさん、サプライヤーさん、あわよくば社員さんのネットワークでモノづくりやWeb,コンテンツ制作などを続け収益をどんどん上げていく。ファシオネさんが金借りに行くかもしれないので、しっかり稼いでほしいですね。ww
で、大元の私が率いるファシオネさんは、レアな精神病一歩手前(笑)の研究者、開発者(インダストリアルデザイナーは僕だけ。複数デザイナーがいると大変なことになります。。)が集い、一般人では理解不能な会話をしつつ、反面人とは話さずに、分子の振る舞いに対し原子に文句を言うような方々で未来創造、提案をしていく部隊になろうかと思っております。もちろん!モビリティーは外しません!!よって今後のファシオネさんは投資リスクという新たな因縁付きリスクを背負う経験をすると思います。スタッフには金融機関とのやり取り、今まで僕がやっていた経営者同士のかかわりなど、不慣れな業務も任すことになろうかと思うし、苦労を掛けることになるかもしれませんが、スタッフさんはやりきるでしょう。。。キカナイ意地っ張りな方ですから。。w どうせだったら自分流を作って楽しんでほしいですね。正式な発表はもう少し後になると思います。(細かな組織調整など。。変態研究者、変態開発者はもういます。w)
ファシオネさんと「もう1社」は親子というより「兄弟会社」的な、繋がってはいるがおのおのが独立経営をしているイメージですね。こういう試みを行いながら僕は未来創造に関わっていく所存です。もちろんモビリティーは外しません!(2回目。。w)この辺の情報はまた今度。。進展情報は公開していきます。変態研究者の紹介も行うつもりです。ww
こうご期待!!では。今日はこの辺で。。