そもそもデザイン経営って何だ?そもそも経営に関わるデザイナーって何者?

みなさん、こんにちは!代表の登です。
なんだか、ブログってなかなか更新できません。思いついたらすぐにSNSへ投稿してしまう癖が抜けません。
今後は、書き溜めてブログにUPしようとfacebookも投稿を控えました。(fusioneページは軽い話題を随時UPしますが。。)

さて、5月23日に経産省、特許庁、さらにはデザインの有識者が長い期間協議してきた「政策としてのデザイン活用」ともいいましょうか。。
「デザイン経営」宣言が発表されました。
デザイン経営宣言のPDF資料のリンク

なんだか14年ぶりのデザインによる政策革新(14年前はGマークかな?)のようで、僕も今回の政策発表について大変嬉しく思います。
今まで、デザイン行政といえば経産省になりますが、今回は「特許庁」という知財保護の行政も入ってきたということで「デザイン価値を肯定する知財」の有効性も考えていこうという姿勢が見受けられます。素晴らしい。。

内容の概略(私見ですので参考になるかどうかはわかりませんが。。)は、ちょっと前から言われていた「広義のデザイン」の有効性と投資対効果のある事業実践方法であることを前例を持って説明してあります。また、「AI、ビックデータ、Iot」などと人、社会をつなぐUXデザインが今後無視できないデザイン要素として書かれています。
詳細は、上のリンクで資料をDLしてみてもらいたいのですが、ちょっと気になった点があります。

それは「デザイナー」の存在価値と立ち位置についてです。
この「デザイン経営宣言」に関わったデザイン有識者は実績、知名度ともに日本のトップにいる方達だと思います。
その方達の「デザイナー」解釈でデザイナーが語られています。
国内には「デザイナー」という肩書きで活動されている方がたくさんいらっしゃいます。
しかし、全てのデザイナーがこの資料に書かれている「デザイナー」とは限りません。
デザイナー自身も「デザイン」「デザイナーという職業」について曖昧に捉えており、個々で解釈が違います。
日本の場合は「デコレーター」「アーティスト」の意味合いが強く「デザイン」は「意匠」と捉えられている場面が
非常に多い。
実際、僕も先日「僕はデザイナーではなく、造形技術を持ったビジネスデザイナーです」と「デザイン=設計」と捉えた
技術開発&マーケティング構築会社ですと言って、お客さんに納得してもらった経緯もあります。

政策でデザインを肯定的に捉え、今後色々な企業の支援策も出てくるので企業側は「何だかわからないけど、とにかく
やってみるか?」という雰囲気になると思います。しかし、デザイナーという肩書きを持った方々はこの政策をデザイン
と捉えられるでしょうか?疑問ですね。

先日、こんな記事がネット上に上がっていました。
「なぜ日本ではデザイナーの地位が上がらないのか?」

この「デザイナーの地位」は何も、社会がデザイナーという職業を蔑ろにしているという意味ではありません。
僕の私見ですが、「デザイナーが社会イシューに気づかない」「デザイナーが社会システムに順応していない」など
デザイナー側に多くの問題点があると思っています。自分もまだまだです。

デザイナーとは何者なのか?を明確に社会浸透させる活動をしていかなければならないと自他共に感じております。

今、やっとwindows10の再インストールが始まった。。。あー疲れましたぁ。。w

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