意味のデザインは本当に儲かるのか?

皆さん、こんにちは。寒いですね〜。。
風も強いし、体感気温は0℃近くに感じます。こういう時は自宅でモコモコワークに限ります。
さて、今日は資本経済に対し、デザインは実際、経済効果がどれだけあるのか?という話題に触れたいと思います。
デザイナーに対してはちょっと辛口(文句に近いかも。。)な意見ですが、デザインを今後活用していきたいという中小企業さんは、限られたリソースの中で投資するわけだから、当然投資が自社の収益に繋がってくることが、なんだかんだ言って重要だと思うのです。そんなことで以下に書いていきたいと思います。


「これからは意味のデザインの時代だ」

という言葉をよく耳にします。プロダクトには思想が必要だ、ストーリーが大事だ、共感が価値になる…
確かにその通りだと思います。ただ、正直に言えば、心のどこかでこう思っている人も多いはずなんですよ。

「で、それって本当に儲かるのか?」

きれいな言葉や理想論だけでは、会社は回らない。売上、粗利、コスト、価格交渉。
現場と経営を見ている人間ほど、「意味」という言葉に警戒心を持つのも無理はないかも。

では、意味のデザインは経済的に効果があるのか。

結論から言うと、条件を満たせば、確実に効果はあると思います。ただし、やり方を間違えると一円にもならないリスクもあります。

「意味」はどこでお金に変わるのか

意味のデザインは、売上を魔法のように倍にする装置ではないわけです。しかし、もっと現実的で、もっと強力な作用を持っているのです。それは何かというと。。。

価格決定権を取り戻すこと。

意味を持たない製品は、必ずこう聞かれますね。。

「もう少し安くなりませんか?」
「他社と比べて何が違うんですか?」

一方で、意味や意義の思考を形に落とし込み設計されている製品は違うと。

「それでないと困る」
「この考え方だから選びたい」

という判断が先に立ってくるんですよ。そういう製品を提供する企業の姿勢が乗り移っているためです。
これは感情論ではなく、粗利率に直結する話。価格競争に巻き込まれないということは、値引き圧力が下がり、営業コストも下がるということでもあります。

指名されると、会社は静かに強くなる

意味のデザインが効いてくると、もう一つ変化が起きます。

指名買いが増える。

相見積もりが減り、説明にかかる時間が減り、価格交渉が減る。これは派手な成果ではないが、確実にP/Lを改善する。さらに言えば、意味は社内にも効きます。判断基準が揃い、仕様ブレが減り、開発の迷いが少なくなる。
結果として、手戻りや無駄な議論が減り、組織が静かに強くなっていきます。

意味のデザインは、外向きのブランディングであると同時に、内向きの経営装置でもあるのです。

失敗あるある「意味のデザイン」

ここが一番重要かもしれません。失敗あるある。。

意味のデザインが失敗する典型例は。。

意味が“顧客の意思決定点”に触れていないことにある。

・ストーリーは立派
・思想もきれい
・でも「買う理由」になっていない

これでは売れないっすよね。

また、技術と切断された意味も危険だ。現場は現実を見ているのに、デザインだけが理想を語る。この分断が起きると
「かっこいいけど要らない製品」になる。世の中にたくさんありますよね。。特に多いのが。。。

社長やデザイナーの自己満足型デザイン

美学としては正しくても、市場と接続していなければ経済価値は生まれないと思います。

経済効果を生む「意味」の条件

意味のデザインが機能するとき、そこには共通点があります。

一つ目は、顧客の判断を助けていること。

・なぜ今これを選ぶのか、なぜ他社ではダメなのか。
・それに一瞬で答えているか。

二つ目は、技術を翻訳していること。

・高精度、長寿命、安全性
・それらを専門用語ではなく、価値として理解させているか。

三つ目は、価格説明を不要にしていること。

・「高いですね?」ではなく、「なるほど、そういうことか」と言わせられるか。

意味とは思想ではない。売れる理由を設計する行為なのです。

結論

意味のデザインは、売上を一気に跳ね上げる万能薬ではない。しかし、安売りせず、消耗せず、生き残るための武器には確実になると思われます。
技術だけでは伝わらない時代に、意味を設計できない技術は、価格競争に巻き込まれる運命にあると思います。

デザインは飾りではない。

意味を通して、価値をお金に変えるための経営行為なのではないか?と感じます。
だから「デザイン経営」ってのが割と大事で、企業やデザイナーはこの考え方を自分なりに熟考し、自らの思想論や特質を表現しながら、資本経済に溶け込む必要があるんですよ。

てなことで、又、次回。。。

登 拝

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