みなさん、こんにちは。
いよいよ2026年の始まりまで10時間を切りました。今日はほんのり暖かい日ですね。
朝からご先祖様に感謝ながら登家の仏壇を掃除して、バルコニー側のどデカい窓を拭いて、お寿司を取りに行って。。。など家事をこなしておりました。
さて、2025年を振り返ってみますか。
年始から仕掛けていた仕事が実行に移るということで、バタバタした2025年をスタートさせました。
埼玉デザインイノベーションセンターの開設
僕が直接主導したわけではないですが、埼玉県産業技術総合センター(SAITEC)内に待望のデザインセンターが設立されました。全国でも公的なデザインセンターがあるのは、富山県を始めとして数ヶ所しかありません。
SDIC(埼玉デザインイノベーションセンター)
8月に開所式を執り行い、11月にはデザインブートキャンプと題したデザイン経営セミナーで登壇させていただきました。


デザイン経営の講義では、参加人数を絞って有料セミナーにしました。僕が一方的に話すのではなく、話を短く区切りそれについて参加者が話題をシェアし意見を出し合うワークショップ形式にしました。とても盛り上がった感じでした。デザイン系の経営者向けセミナーもどんどん体験型のワークショップを取り入れた方が良いと思います。またゲームみたいなメニューは省いて、講義内容について普段の事業で感じる実体験を元に考えるということが理解を深めることになると感じます。
2026年もこのメニューでセミナーを開催します。埼玉県以外の地域行政の方、喋りに行きますので呼んでくださいね♪w
また、埼玉県内の中小企業のみなさん、さまざまなプロデザイナーが全国から登録しているので、どんどんSDICを活用いただきたいと思っております。
自動車系大手メーカーさんとの新たな関わり方
見出しを見れば、「おー、とうとう日本でもカーデザインをやり始めたか。。」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっと違うのです。自動車というよりは低速の「歩行領域電気駆動走行モビリティ」なんです。歩行領域EVってやつですね。
しかも、関わったときにはほぼ、シャシーもフォルムも完成していた状況でした。じゃあ、何をやったか?というと「ブランドストーリー」の創造です。この企業は大手自動車メーカーの直系子会社で、今まではパーツユニット製品がメイン。そこが
ユーザー直結のモビリティを発表するためにユーザに伝わる「コト」作りをお手伝いしました。まだ、やり始めたばかりですので、今年のデザインアワード各種は残念な結果となってしまいましたが、この評価をメンバーの方は前向きに捉えているので、2026年はきモノとコトが結びついた高評価な成果を生み出せるでしょう。引き続き応援していきたいと思っております。
豊田鉄工株式会社「COMOVE」

株式会社唐沢製作所の躍進
もうお付き合いを始めて9年になりますかね。。。ほぼ、グループ会社と言ってもいいほどです。
4年ほど前に舵を切った自転車ブレーキメーカーからの脱却!プロジェクトが、実績として数多くのブレーキ製品を提供できるようになりました。量産品なので現在も継続生産中です。
ブレーキライニングの内製化、ブレーキ周辺機器の開発請負などコア製品とサービスに投資した結果、成果として現実化しました。小型モビリティ、産業用大型ブレーキ、電動2輪、ロボットアームなど、全て要求性能、形状が違うブレーキを開発して提供し続けることができるようになったのは、唐沢製作所スタッフの前向きな姿勢もありますが、唐沢社長の勇気と決断にあると思います。リスクが伴う事業転換を勇気を持ってトライし、賛同者を巻き込みながら、優秀な人材に委ねる思考が素晴らしいです。弊社に委ねられた課題はまだ残っておりますが、2026年にはそれも現実化させる予定です。
また、ブレーキメーカーから「コンポーネントメーカーへ」展開するステージが来年からスタートします。そのためには唐沢中国工場の協力も不可欠です。ユーザーに安心と感動の製品が提供できるようグローバルな生産プロセスの構築に力を入れていきます。来年ホームページのデザインも変更される予定です。ご期待ください。


そんな感じでまぁまぁ好調な年になりましたね。
僕は来年の3月に還暦を迎えます。20年前の計画では今頃、事業も成功し札幌で優雅な生活と北海道で頑固としたデザイナーとしての地位を得ていたはずなんですが。。。😢
どこでどう狂ったのか?というより、計画が甘くやると決める勇気がなかったでしょう。w
でも、もう待ったなしです。このペースを続けていると何も残せずに人生が終わるだけですね。
もうある決意をしており、具現化もされております。そのポイントは「環境」です。モノ、ヒト、コトを自分自身考えて行かなければなりません。妥協はなし。
その決意は来年初頭に!
2025年もこのブログを覗きに来ていただいた方、ありがとうございました。
2026年も引き続きよろしくお願いいたします!
良いお年をお迎えください!
株式会社ファシオネ 代表取締役 登 豊茂男

