みなさん、ご無沙汰でした。この夏もまたまた暑いですね。。
参院選も終了し、自民党惨敗&石破総理継続、トランプ関税などこの先の政治動向に注目ですね。
さて、話題に入ります。
「デザイナーって、まずスケッチから始めるもんでしょ?」
そんな風に思われがちですが、最近はちょっと事情が変わってきましたような気がします。というか僕が変わってきたのか・・
たしかにスケッチは、頭の中のモヤモヤしたアイデアを外に出すのにとても便利な道具。形の方向性を決めたり、チームやクライアントにパッと伝えるときにも役立ちます。でも、身近ではスケッチを使わないデザイナーも増えてきている感じがします。
じゃあ、何でアイディア出ししているのか?といえば「SubDモデリング(サブディビジョン・モデリング)」なるもの。
最近のCADにはほぼ、このSubDが実装されています。
これは簡単に言うと、粘土をこねるように3Dで形を作っていく手法。最初から立体で、感覚的にフォルムを探れるので、「まず描いて、それからモデリングして…」というステップをすっ飛ばせるんです。形を回して見たり、光の当たり方を確認したり、リアルに近い状態で検討が進められるのも大きな魅力。CADではあたりまえな「寸法拘束」や「制作履歴」にこだわることなく自由に形状を追うことができます。形状が決まったあとにソリットに変換も可能なので、その際に拘束を当てれば良いんですよ。(拘束や履歴は設計変更時に手間がかからないメリットが有る)

「若手デザイナー」の中には、最初からCGやSubDで直感的にデザインしてしまう人もいる。
これ、昔なら「邪道だ」と言われたかもしれませんが、今では立派な選択肢のひとつ。
でももちろん、スケッチが“もういらない”という話ではない。
アイデアをザッと広げたいとき、構造を簡単に考えたいとき、あるいは誰かとその場で話しながら形にしていくとき――そんなときにはやっぱり手描きが強い。CGは便利だけど、PCがないと作れないので。。
結局、どっちが正しいとか、どっちが上手いという話じゃないのよね。。。
大事なのは、「自分に合った考え方で、ちゃんとカタチにできるかどうか」。
「クライアントから具体的なイメージを早期に求められるとき」など。。
スケッチが合ってる人もいれば、デジタルツールが慣れていて、CGやCADのSubDで考える方がしっくりくる人もいる。それだけの話。
デザインって、「何を使うか」じゃなくて「どう考えて、どう伝えるか」。
道具は、そのための相棒みたいなもんです。だからこそ、スケッチにこだわりすぎる必要もないし、逆にCGやSubDだけに頼るのも違う。
自由に、柔軟に、自分のやりやすいやり方で。
それが、今の時代のデザイナーに求められてるスタンスなんじゃないかなと思っています。
デザインは「描く」から「いじる」時代になってきたかな。。Brender頑張ろっと!!w
登 拝