fusione Creative Engineering & Tortal Design farm

「そもそも論」でシンプルクリエイト!

そもそも部品製造企業のデザインって何だ?

そもそも部品製造企業のデザインって何だ?

みなさん、こんにちは。
北海道胆振東部地震や日本縦断した台風24号など。。。
今年秋の始まりは自然災害に苦しみましたね。被害に遭われた方々に心から
お見舞い申しあげます。
明日からはまた台風25号。。。
富山、金沢地域の鉄道はすでに計画運休を発表していますね。
大きな災害にならぬよう。。お祈りしております。

さて、今日の話題は「部品製造企業」のデザイン導入についてです。

日本の中小、零細企業の多くはサービス業と部品加工業が多いと思います。
クリエイティブエンジニアリング事務所と名乗っている立場上、中小、零細企業の「部品加工業」を主業としている企業のデザイン導入は、弊社最大の課題です。
なぜかというと。。。
中小、零細企業の特に製造業無くして、日本のものづくりは語れないと思うからです。世界のものづくり事情もそういった側面があると思います。

近年、各地域の行政等がデザイン活用の啓蒙を積極的に行なっていますが、ほとんどが「自社商品」がテーマに思えます。
図面ありきで、その受注部品を精度、品質、コストの面で効率よく、安くやるか?に拘り続けてきた中小、零細企業にとって、「自社商品」というのは製造上、収益構造上、ピンと来ない。
まして、デザインなど。。。余計ピンと来ない。

しかし、行政等がデザイン活用を進めるのにも訳があります。
みなさん当にご存知かと思いますが、東南アジア勢力の台頭により、中小、零細企業最大の顧客である大手企業が海外発注に切り替え始め、それでも品質、精度で踏ん張ってきたのですが。。。今となっては皆さんが知るとおり。。。

そこで、行政等は取引先に左右されることのない自社商品の市場展開を中小、零細企業に推し進めたいのですね。。

しかしですね。。僕としては。。。
「デザイン活用」=何故?「商品」なのか?なんです。。
何故、商品が最初なのか?ってことです。
弊社も何度も経験していますが、ものづくりで中小、零細企業に絡もうとすると。。。

「デザイナーって何をしてくれるの?」
「お金はいくら欲しいの?」
「どんな技術をお持ちですか?」
「社員は忙しいので、巻き込まないでね!(怒)」
云々。。
非協力的で丸投げ傾向にあります。。w

結論、技術の独自性を保ちその技術に自信を持っている企業ほど「自社商品」意識は薄いですね。
社長さん自体がデザインに興味がある、もともと自社商品を持っている企業は別ですが。。。

僕が思うに、最初のデザイン導入は「伝搬ツール」だと思っています。
Webも静止画広告Web版ではなく、「生き物」としてのWeb。。
営業ツールと言われているカタログや名刺なども絵も文字も文書も美しいもの。。

こういうところからスタートすれば、どんな中小、零細企業もデザイン導入しやすいと思うんです。
技術神話的な企業も、そうでない企業もまずは「何を想い、ものづくりを続けているか?」「どんなモノ的な感覚を持っているのか?」「この先、何ができてどんな社会に貢献できるのか?」云々。。。

美的感覚は誰かから影響を受けない限り、自分ではなかなか表現できるもではありません。素人が一発でスチールの加工ができないのと同じ。
うちはともかく、デザイナーはその美的感覚や問題意識を産まれながら感じながらものづくりや生活道具を考えているのです。だから美大にも行きたくなる。
そいうったデザイナーと技術神話から脱皮したい企業のコラボレーションこそ、今後の社会を、文化を開発していくものと思います。

ポイントはまずお互いが「肯定すること」です。
自分が経験してきていないことは否定する方々も多いですが、何が正しく、どんな道が最適なのか?は社会をよく見るとわかります。
見ていない人は、いつまでも理解できないと思います。それだけ「狭い」視点で「グローバルに!」というのは間違いではないですが、最適ではないと思います。
お互いが理解してほしい意見を言いますが、できるだけお互いが肯定しましょう。そうすれば必ず見えてきます。御社の将来が。。

では、また。